路面凍結の運転の仕方【初心者でもできる実践テクニック】

路面凍結の運転の仕方 初心者でもできる実践テクニック

  • 2020-01-07
  • 2020-05-25
路面凍結の運転の仕方【初心者でもできる実践テクニック】

路面凍結の運転の仕方【初心者でもできる実践テクニック】

北海道で、生まれて育った人でさえも、冬に凍結道路では転んで骨折する人が多いほど、凍結した道路は、滑ります。

特に、横断歩道など、交差点は、歩く人にも、車を運転する人にも要注意です。

 

私も、いわゆるブラックバーンになった道路を走ったことがありますが、

走っているのだか、滑っているのやら、10分程度の運転で、肩が凝ったことがあります。

ほんのちょっとしたことで、車が回転してしまい、路肩の雪にはまってしまったこともありました。

 

日常的に運転をしない人は、ほとんど冬の運転は嫌がります。

家族に止められている人もいます。

そうはいっても、私は通勤に車を使っているので、毎日運転です。

子供が小さいと、外出する時は連れていくなど、当たり前に、

子供を乗せて移動しなくてはならなくなりますよね。

 

そうはいっても、今私は、無事に通勤、買い物、レジャー(スキー場へ)と運転できています。

今回は冬の凍結道路での、運転のコツについてまとめてみました。

路面凍結の運転の仕方

 

路面凍結の運転の仕方【初心者でもできる実践テクニック】

冬の路面での運転で、まず気を付けることは

・急発進
・急加速
・急ブレーキ

という、急な操作は絶対しないといわれています。

いわゆる禁止事項として覚えておくことをお勧めします。

 

雪の積もり始めは、皆さんこの急な操作をしない!に慣れていないため、危ない場面が多くみられています。

アクセルを踏みすぎて、タイヤが空転してしまう、ブレーキを急に踏んでタイヤがロックすることもあります。

気を付ける必要がありますね。

 

クリープ現象といってブレーキから足を話すだけで、車が少しずつ進みますよね。(オートマチック車限定です)

発進の際には、まず、ブレーキから足を離し車が少しずつ進み始めてから、

今度は、ゆっくりとアクセルを踏むのがコツです。

発進の際に、タイヤが滑って、発信できない車を交差点や、坂道などでよく見かけます。

前に進まないからと言って、慌ててアクセルを踏み込むと、

タイヤが滑って空回りしてしまうので、お気お付けください。

 

トラックなどうまく発信できない車がいるのは、冬の凍結路面でよく見かけることです。

慌ててしまう方が、危ないでしょう。カーブなどでも同様です。

ゆっくりハンドルを操作することと、自分が目の前にあるカーブをうまく回れないと不安になった時は、

スピードを落としてカーブに入っていきましょう。

 

その時に、フットブレーキを使うより、アクセルから足を離すだけで、エンジンブレーキがかかるので、

まずは、アクセルを離してみましょう。

マニュアル(MT)車であれば、ギアを下げてエンジンブレーキを使うことができます。

AT車が多くなっている中、アクセルを離す、ブレーキを断続で浅く踏むことでスピードは落とせます。

 

車についているABS機能と同じように、ブレーキを軽く踏むことを繰り返すことが一番安定してスピードを落とすことができます。

カーブに入る前、坂道を下っているときなどは、とても有効です。

ABS機能が働き始めるのは、ブレーキを踏んでタイヤがロックして滑り始めるときです。

ABS機能が働く前に、スピードをコントロールできることは自分の安心につながります。

 

次に、自分の乗っている車の特徴について、運転を始める前に知っておくことをお勧めします。

アクセルを踏んで、タイヤがしっかり路面をつかんで進んでいる状態が適切なアクセルの踏み方となります。

しかし、車の駆動タイプによっては、うまくいかないことあることをはじめに知っておいた方が良いです。

 

車の駆動は、四輪駆動(いわゆる4WD)が一番滑りにくいですが、

その他に、前輪駆動(FF)駆動でも、うまく運転することで、凍結路面でも運転は可能です。

後輪駆動(FR)は、タクシーなどでよく使われていますが、一般的には滑りやすいのでお勧めはしません。

しかし、乗っている車がFRであると、わかっていれば、より気を付けて運転できますよね。

 

冬の事故で多いのは、追突事故です。ちょっとでもぶつかってしまえば、人にけががなくても、交通事故として処理されます。

まず、前後からの追突を予防するためには、

普段の自分の感覚より前後(後ろの距離をとることは自分では難しいですが)に距離をとって運転する必要があります。

間に入りたい車がいたら、どうぞ入ってください位の気持ちで、慣れるまでは、前の間隔を開けておくことをお勧めします。

そうすることで、自分の前の車が急ブレーキをかけた時や、スリップし始めた時に、余裕を持って対応することができます。

距離があるからこそ、前の車の動きに合わせて自分の車を安全に移動させることができるのです。

 

・坂道では、十分な車間距離をとることが大切です。

坂道を上っているときは、アクセルをゆっくり踏み、そのまま踏み込まないように気を付けながら、ゆっくりと登っていきます。

スピードを落としたいときは、ブレーキを軽く何度も踏む、ポンピングブレーキを使うことで、スリップすることを予防できます。

 

下っているときは、ギアを低めに設定できるのであれば、低めに設定します。

エンジンブレーキを活用します。AT車では、2か、Lにギアを入れることで、エンジンブレーキが使えます。

急なギアのチェンジでは車が滑り出すことがあるので、注意が必要です。

 

・カーブでは、ポンピングブレーキとエンジンブレーキを上手に使うことが大切です。

カーブに入る前に、十分にスピードを落としてからカーブに入り、

アクセルを一定に保ちながら、ゆっくり曲がることがコツです。

 

・わだち路面でも、運転にコツがあります。

わだち路面は、雪の多い道路でほかの車の走行の跡ができている状態を言います。

できている、走行の跡(わだち)に沿って走行するとは知りやすいです。

ですが、時にトラックなどが、発進に苦労した後などは、轍が深くなっていることがあります。

急にハンドルが採られて、勝手な方向に進んでいこうと車が動いていくので、

しっかりハンドルを握っていることは、とても大事なポイントです。

 

凍結路面の運転で、車がスリップして滑り始めたらどうしたらよいのかと不安になる方は多いです。

しかし、滑り始めた車をコントロールすることはとても難しいことです。

スリップすることの不安はよく、理解しますが、スリップしない・させない、

そんな運転により気を付けることをお勧めします。

できるだけ、時間と気持ちに余裕を持って運転することで、ゆとりをもって運転することができます。
車を降りる時にも、気を付けたほうが良いことがあります。

寒いところでエンジンを切って止めておくのですから、車が冷えて凍り付く可能性を考えて、駐車しましょう。

ポイントを紹介します。

・ワイパーを立てておく

雪が降るときは特にですが、ワイパーを立てておくことが大切です。

雪の重さでワイパーが折れてしまうことがあります。

寒さの厳しいときも、フロントガラスにワイパーが凍り付くことがあるので、ワイパーを立てることはお勧めです。

・サイドブレーキを掛けない

私自身も一度経験があります。

サイドブレーキをかけておいたために、凍り付いてしまいタイヤがロックしてしまったことがあります。

エンジンをかけて時間を置くことや温かい時間に車を動かすことで、改善できますが、

今多い、AT車であれば、パーキングにギアを入れて、エンジンを切ることで、平地であれば問題なく駐車できます。

 

坂道での駐車には配慮が必要です。

車の重さにより、滑ってしまうこともありますし、発進はより一層気を付けなければならなくなります。

初めてのうちは、平らな場所を選んで駐車することがおすすめです。

・エンジンをかけたまま停車しない

停車中も、一気に大量の雪が積もることがあります。

起きていれば、雪を掻くこともできますが、仮眠中であれば気が付くことができません。

雪がたくさん降ってしまい、車のマフラーをふさいでしまうことがあります。

そうなると、車内に排気ガスが充満して危険です。

私自身、屋外に停車しているときに大雪が降って、マフラーを雪がふさいでしまって、エンジンがかからなくなったことがあります。

停車中の仮眠時、特に吹雪などの時に停車して時を待つのはよいことですが、

エンジンをかけたまま眠ってしまうことは危険です。

何年か前に、停車中にエンジンをかけておき、排気ガスが充満し、一酸化炭素中毒で、死亡された事故が実際にありました。

道路の状態を理解して確認してから、運転することをお勧めします。

路面凍結の運転の仕方【初心者でもできる実践テクニック】

雪道が、凍結路面につながります。

その雪道を走行するには、路面状況を知ることで、その特徴に合わせて運転できると、不安も減ってくるのではないかと思います。

路面状況は、車の交通量や天候、気温によってとても変化しやすいです。

・圧雪アイスバーン

雪が降った後に、踏み固められて発生するアイスバーンです。

除雪車の走行や、車の通行によっておこります。

気温が低いときは、踏み固められただけですので、普通の雪道と同じように注意することで、運転できます。

しかし、交通量が多いと表面の雪が解けてくるので、

夜など気温が下がってくると表面の水が、凍り付き凍結すると、より気を付ける必要があります。

・ミラーバーン

交差点付近に多くみられる、路面がつやつやと光って鏡のように見えるのでそう呼ばれています。

停車や発進をする交差点ですので、タイヤの回転が雪に伝わり、表面が解けて、凍り付くことで発生します。

交差点での発信は、より慎重に、停車は、早めにアクセルを離すところからスピードを落とすことをお勧めします。

 

私は、通勤先の駐車場から、交差点を渡って、出勤しますが、毎年冬に転倒する確率が高いのが、交差点です。

歩いていても、とても滑る状態になっています。

・ブラックアイスバーン

雪とは違って、道路の路面自体についた水分が凍り付いて道路に氷の幕ができます。

アスファルトが黒いので、見慣れていないと気が付きにくい路面として有名です。

夜は、特に、わかりにくく、時には、ライトに反射してわかることもありますが、見つけにくいです。

ブラックアイスバーンで、滑り始めるとコントロールすることが難しいので厄介です。

 

ブラックアイスバーンのできやすいといわれている場所は、

橋のうえやトンネルの出入り口、陽の当たりにくい場所、交差点です。

時間帯としては、朝と晩で発生しやすく、暗い中なので、しつこいですが、わかりにくいです。

スタックした時のための豆知識

雪が多い場所を走行すると、タイヤが雪に埋まってしまって、空転して動けなくなることをスタックするといいます。

やみくもにアクセルを踏むとタイヤの空転で路面がけずれてより事態を悪化させます。

慌てずに対処しましょう。

 

車体をゆっくり動かすこと、ハンドルを切ってタイヤの向きを変えることで抜け出すことができることがあります。

深みにはまっていないときは、これで大丈夫です。

前進と後進を繰り返して車を揺らしながら動かすと、割と脱出しやすくなります。

 

うまく抜け出せないときは、タイヤに挿入する道具も販売していますし、

タオルや毛布を入れて動かすことで抜け出すことができることもあります。

 

私の経験上では、運転が上手ではないので、スタックした時は、すぐに他の人の力を借りています。

周囲の方の力を借りて、運転しながら、押して助けても羅っています。

牽引ロープを使って、車で引っ張ってもらったこともあります。

最終手段は、JAFなどのレッカーです。

冬道の運転で用意しておくと便利なグッズ

・雪落としブラシ

停車中に車に雪が積もってしまうと、雪を下ろさずには、運転できません。

雪を下ろすブラシと、フロントガラスなどは凍り付いていることがあるので、

それを削るものが一つになったものが販売されています。

多くの種類があるので、自分に合ったものを用意しましょう。

・牽引ロープ

私は、他力本願なので持っていませんが、持っているとスタックした時など力のある車が通りかかった時に簡単に脱出できます。

持っていて損はない一つです。

・ジャッキ

タイヤ交換に使用するので、最低限のものはあるかと思いますが、

雪の深いところに入ってしまう、雪で見えずに側溝などに落ちてしまうこともあるので、

車に積むことが可能であれば、雪の上で使えるものがあると安心です。

・スコップ

これは、私もいつも持っています。

浅いところで、スタックした時に脱出する道を作る、多くの雪が積もって、

車の周りに雪が積もったままであれば、雪かきをしてから、運転をするためです。

凍った路面ように、鉄のスコップを用意しています。

・タイヤチェーン

北海道の人は、あまり持っていないと思われます。

トラックなど重量のある車には積んであることが多いです。

ただ、確実に滑ることを減少させることができるので、初心者で不安の強い方は用意することを検討されてはいかがでしょう。

まとめ

私自身は、運転は上手ではありませんが、人の力を借りる能力はたけているほうだと勝手に自部しております。

そのため、スキーの道具を車に積むことを考えると、

便利グッズはほとんど積むことはできません。

最近のスキーは短くなっているので、車の中に入れるようになっているので、スペースが必要です。

 

その他、日常使用する生活道路も含めてですが、

特に高速道路を冬に走行した時には、凍結防止剤として塩化カルシウムが撒かれていることが多くありますので、

車の錆を気にして、できるだけ早く洗車をするようにしています。

本当は、生活道路でも同様なので、天気の良い日には洗車がおすすめですが、皆さんができるわけではないですよね。

 

慣れるまでは、ほかの車に道を譲る気持ちで、のんびり時間に余裕をもって運転されると、

焦りがなく、ゆとりをもって運転できると思います。

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