あなたも紫陽花の鉢を買って嬉々として帰ったり、あるいはプレゼントされて、育てたことがあるのではないでしょうか。
でも、紫陽花の鉢植えをどこに置いて育てたらいいのか、置き場所に悩んだりしますよね。
紫陽花の鉢植えの花がキレイに咲いているときと、また冬では適した置き場所が違ってきます。
花が咲いているときも、部屋に置くときもあればベランダに置くときもありますが、紫陽花キレイに咲かせて楽しむために、紫陽花の鉢植えの適切な置き場所を解説します。
上手に紫陽花の鉢植えを育てる参考になれば幸いです。
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紫陽花の鉢植えの置き場所を解説・花が咲いているとき
★良い紫陽花に育てるためにまずやりたいこと
置き場所の解説の前に、アジサイの鉢植えを買ってきたときにまずやっていただきたいことをご紹介します。
それは、花屋さんで売られているアジサイの鉢植えは、プラスチックの鉢に植えてあることがほとんどで、通気性が悪いため紫陽花の根のためにはよいとは言えません。
また、花を大きく感じさせ見栄えを良くするために小さな鉢に植えてあることが多く、根詰まりしていることがほとんどです。
紫陽花の根は呼吸していますから、空気をよく通す素焼鉢に植えかえると根のために良いので育てやすく、きれいな花を咲かせてくれます。
★花が咲いているとき・部屋に置く場合
花の咲いているときは室内に置きますが、アジサイの花がきれいに咲くためには日当たりも重要です。
ただ、直射日光はきらいますから、適度に日の当たる半日陰や、西日の当たらない場所に置くと丈夫に育ちます。
なので、アジサイの鉢植えは、窓辺から離れた明るい室内の涼しい場所に置くようにしてください。
花が終わったら、株本から4枚葉を残して枝を切り、ベランダや軒下などの朝とか夕方に少し日が当たる程度の場所に置きます。
★花が咲いているとき・ベランダに置く場合
アジサイは半日陰から日向を好む花なので、ベランダのような半日陰になりやすい環境でも育てることができます。
アジサイは意外と強い植物なので、ベランダに置いても害虫もほとんどつかず、水切れなどを起こさなければ、簡単に育てることができます。
・紫陽花の鉢植えをベランダに置くときの注意点
1、夏の日差しが強い時は直接日光が当たらないようにする
2、ベランダは風通しが良いことが多く、鉢の中も乾燥しやすいので水はたっぷり与えるようにする
雪の降らない地方は特に乾燥させないように注意が必要
3、クーラーの室外機の風が当たらない場所に置く
4、西日対策として簾を下げる
5、ベランダの柵の隙間から風が入って来るのを避けるために、板を置くなどの工夫をする
紫陽花の鉢植えの置き場所を解説・冬の間
アジサイを美しく咲かせるためには、冬の冬眠期の管理が大切で、紫陽花の鉢植えの置き場所も重要になってきます。
冬の間の鉢植えのアジサイは軒下とか、日当たりの良い場所に置くなど、置く場所を変えることも必要になってきます。
鉢植えのアジサイは冬は見た目は枯れていますが、生きていますから水分は必要です。
そのため、軒下などに置いた紫陽花の鉢の表面が乾いたら、鉢の底から水が抜ける程度与えてあげてください。
ただ、鉢内の凍結を避けるために、水は午前中にあげてください。
中見出し 鉢植えの紫陽花につきやすい害虫や病気・置き場所
鉢植えの紫陽花につきやすい害虫や病気があり、置き場所によってもかかるリスクが高くなりますから、注意をしてください。
★害虫
・ハダニ
ハダニは高温で乾燥した状態を好むので、夏場は特に注意をしてください。
この害虫はダニの仲間で、葉の裏に潜んで汁を吸い、葉の裏を見ると白い斑点状に色抜けし、成長が鈍くなったりひどい場合は枯れてしまうこともあります。
対策としては、時々葉裏に霧吹きで水をかけて、乾燥を防ぐとか、ハダニが発生した初期に、スミチオン乳剤や市販の「ベニカXスプレー」などの殺虫剤を散布します。
・アブラムシ
春から秋ごろまで発生する害虫で、体長1~3mmの黄緑色をしており、新芽や葉、茎に集団でついて汁を吸います。
予防にはオルトラン粒剤を根元に撒くとか、あるいは見つけたら潰すか、スミチオン乳剤などを散布します。
アブラムシがつく前に事前に散布して発生を予防するのも効果的です。
・コウモリガの幼虫
枝の中に侵入し、食害する幼虫で、成虫は飛んでくるため、予防が難しい厄介な害虫です。
被害個所に木くずのような糞の塊がつきますから、ついていたら枝ごと切って処分します。
紫陽花の鉢植えの置き場所を解説のまとめ
アジサイの鉢植えの置き場所の基本は「午前中は日なた、午後になったらは日陰」「冬の寒い時期には寒風が当たらない場所」です。
ただ、そんなに都合の良い場所がないことも多いですよね。
そのため、上記でご紹介したように、紫陽花の鉢を適した場所に移動させて置くことが必要です。
アジサイの鉢植えを育てるのは難しそうですが、しかし、コツを覚えれば紫陽花が大きくなりすぎて置き場所に困っている人もいます。
あなたもぜひ挑戦して、見事な紫陽花を育ててください。
大きくなったら切り花にして楽しむこともでき、また、お友達にあげても喜ばれますよね!