しかし、トマトの育て方で悩むのが害虫で、害虫対策には頭を痛めます。
そこで、トマトにつく害虫の種類と対策をご紹介します。
トマトの育て方・トマトにつく害虫の種類
★たくさんあるトマトにつく害虫の種類
・アブラムシ
・エカキムシ
・ケラ
・コガネムシ(幼虫)
・コナジラミ
・タバコガ
・ネキリムシ
・ヨトウムシ
じつにたくさんの種類の害虫がトマトにつきますが、なかでも多いのがアブラムシです。
★トマトに害虫がついた時の症状
害虫がつくのは多くは葉で、次のような症状が出ます。
・葉に不規則な穴があく
・葉の裏に白い小さな虫がたくさんついている
・葉に髭の長いアブラムシがつく
・葉の裏側がツヤのある褐色に変わり葉が巻く
・葉に白い色の筋が出る
・トマトの表面にかじられた跡がある
・葉が黄色くなり萎れる
トマトの葉の症状から見た害虫と対策
トマトにつく害虫が多くなる時期は4月~8月で、害虫がつく部位も葉や茎、果実や根など様々です。
特に幼苗期に害虫の駆除が遅れると、被害が大きくなりますから注意をしてください。
害虫対策は、出た症状を観察してどんな害虫かを調べて害虫にあった対策をする必要がありますから害虫と、その害虫に合った対策をご紹介します。
★アブラムシ
トマトだけでなく多くの野菜に、一番たくさんつきやすい害虫がアブラムシなので、アブラムシには農家の人も悩まされます。
アブラムシ対策には次のような対策の仕方があります。
・日当たりの良い場所に植える
トマトを育てるのに、出来れば農薬を使わないで育てたいので、トマトが好む日照の良い場所を
選んで植えてください。
アブラムシは乾燥した環境を好みますから、葉の裏にも時々水をかけて湿度を上げておくと、アブラムシがイヤがるので予防効果が期待できます。
上記の他には、次のようなアブラムシ対策があります。
1.手で取る
とても簡単な対処方法で、アブラムシが少ないときは手で取るのが確実で早いです。
2.テープで取る
粘着力が弱めのテープなどで、ぺたぺたとアブラムシを取り除きまます
粘着力の強いテープはを葉が破れてしまったり、枝が折れてしまうなど、作物そのものを傷めて
しまう可能性がありますから、テープの種類を良く選んでください。
3.歯ブラシで取る
歯ブラシでアブラムシをこすり落とします。
落としたアブラムシを入れる容器を用意して置きましょう。
容器はそのまま捨てられるものがおすすめです。
テープで取るときと同じように、歯ブラシでトマトの葉を傷けないようにすることと、新芽や蕾(つぼみ)の柔らかい部分は、歯ブラシで取るのは避けてください。
4. 牛乳を吹きかけて窒息させる
牛乳をそのままか、あるいは水で薄めてスプレーで直接吹きかけて、牛乳の膜で呼吸ができない
ようにして、窒息死させます。
スプレーで吹きかけた後は、しっかりと洗い流します。
洗い流しが十分ではないと、トマトのためによくないので、念入りに洗い流してください。
ただこの方法は、アブラムシが大量に発生した時には、効果がはあまり期待できないようです。
5.石鹸水を吹きかける
500mlペットボトル1本につき油を2、3摘たらして、台所用洗剤も同等の量たらしたものを、
スプレーボトルなどに入れて良く振って混ぜ合わせて、アブラムシに吹きかけます。
吹き付けた後はしっかりと洗い流してください。
この方法も、牛乳同様にアブラムシを全滅させられるものではありません。
6.木酢液の利用
木酢液とは、木炭を作るときに出る水蒸気を冷やして、液体にしたもので、ホームセンターや生
花店、アマゾンや楽天などの通販でも販売しています。
木酢液は、アブラムシなどの害虫駆除だけでなく、土壌の消毒とか有用微生物を増やして植物の
根や芽の生長を促し、植物の生育に良いと言われています。
予防効果や生育のために、日頃から薄めた木酢液をトマトや作物にスプレーしてあげたり、
余ったら土にそのままかけてあげます。
ただ、濃すぎると害になるので濃度には気を付けてください。
トマトの育て方・害虫駆除におすすめの農薬
楽天にはトマトの害虫駆除におすすめの農薬が販売されていますからご紹介します。
★おすすめの農薬No1 幅広い野菜、果樹の害虫に最適住友化学園芸ベニカベジフルスプレー
★商品説明
・幅広い害虫に優れた効果が期待でき、トマト、だいこん、キャベツ、ハクサイなどの野菜や梅や柿、かんきつなどの果樹にも使えます。
・速効性とアブラムシで約1ヵ月の持続性を実現。成分は葉の裏側まで浸透し、葉の中や葉裏の害
虫まで退治します。
★おすすめの農薬No2 野菜、いちごの害虫、病気に最適 住友化学園芸ベニカグリーンVスプレー420ml
★商品説明
・野菜、草花・観葉植物、花木など幅広い植物の病害虫を防除します。
・トマト、きゅうり、なす、いちごでは散布した翌日に収穫できます。
・害虫は速効性の殺虫成分ですばやく退治、病気には浸透移行する殺菌成分で予防と治療に効果が
あります。
★おすすめの農薬No3 野菜・果樹・花の害虫に 浸透移行性殺虫剤住友化学園芸ベニカ水溶剤0.5g×10袋
★商品説明
野菜、果樹、花など幅広い植物に使用できます。
有効成分が葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、殺虫効果が持続する(アブラムシで約1ヵ月)すぐれた浸透移行性殺虫剤です。また有効成分が葉の表から裏に移行しますので葉裏に隠れている害虫にも有効です。
コナジラミ、カイガラムシ、カメムシ、ケムシ、アオムシ、カミキリムシ、コガネムシ等の害虫にも効果的です。
トマトの育て方!害虫の種類と対策のまとめ
トマトの育て方で悩む害虫ですが、トマトにつく害虫の種類は多くても、殆どがアブラムシなので、アブラムシを対策をしっかり行ってください。
ここでご紹介した農薬を使わない対策や、おすすめの農薬を参考にして、満足のいくトマトに育ててください。