トヨタの代表的な車といえばクラウンですよね。
スポーティーなデザインと美しいフォルムからトヨタの代表的な高級車として知られています。
そんなクラウンには様々なシリーズがあるのですが、
2003年から2008年に発売されたクラウンは18クラウン（ゼロクラウン）と呼ばれます。
エアコンが臭いやすいと言われていました。
これって本当なのでしょうか？
ここでは18クラウン（ゼロクラウン）はなぜ臭いか、原因と対策についても解説していきます。
18クラウン（ゼロクラウン）のエアコンはなぜ臭い？原因は何？
実際18クラウン（ゼロクラウン）のエアコンは臭いのでしょうか？
結論から言えば、確かに臭いです。
もちろんクラウン自体は非常に良い車ですし、今でも製造が続けられる人気シリーズです。
ただ18クラウンに関しては、今までのクラウンシリーズとは違って、
構造的にもガラッとモデルチェンジをしたものとなっています。
その結果、18クラウンはエバポレーターという装置に構造上に欠陥があります。
エバポレーターは車のエアコンの心臓部となっています。
エアコンのファンによって室内や室外から空気を取り込んだら、
このエバポレーターにを通過させます。
それによって空気が冷やされて、エアコンが使えるというものになっています。
このエバポレーターですが、空気を冷やすため装置自体も冷たくなっています。
なので周囲の空気中の水分が結露されて水が発生します。
18クラウンの場合ですが、このエバポレーターの結露によって発生した水分が、
構造上の欠陥により排出されにくくなっています。
その結果、エバポレーター周囲に水がたまりやすくなっておりカビが生えてしまい、
その結果18クラウンはエアコンが臭いやすくなっていると言われています。
18クラウンは古い車ですので、今では乗っている人も少ないと思われます。
また新たに18クラウンをピンポイントで買うことも少ないでしょう。
ただもし18クラウンに乗るようなことがあれば、
エアコンが臭くなる可能性が高いということを覚えておきましょう。
18クラウン（ゼロクラウン）のエアコンはなぜ臭い？対策はあるの？
ではそんな18クラウンのエアコンの臭さですが、対策はあるのでしょうか？
結論から言えば、あります。
続いて18クラウンのエアコンの臭さの対策についても解説していきます。
18クラウンのエアコンの臭さの対策としては以下のようなことが挙げられます。
・エバポレーターの洗浄
上記のように18クラウンの場合エバポレーターにカビがたまることで、
匂いが発生しやすくなっています。
ですので、エバポレーターを定期的に洗浄や交換をすることで匂いを抑えることはできます。
ただエバポレーターですが、装置はダッシュボードの奥にあります。
車の改造に慣れている方なら自分でもエバポレーターを外して、
洗浄をすることができるのですが経験がない人にとってはとても大変は作業です。
その場合は整備屋さんに頼むのが一番か確実なのですが、
お値段としてはお店にもよりますが10万円近くにもなります。
また18クラウン事態も古い車ですので、さらに費用がかかってしまうことも。
大切な車なのはわかりますが、定期的にエバポレーターを洗浄するのなら、
新しい車を買ってしまう方が良いかもしれませんね。
・クイックエバポレータークリーナーを使う
大掛かりな洗浄までは必要ないという人は、
クイックエバポレータークリーナーという手もあります。
こちらの場合は、車のダッシュボードを分解して、
奥のエバポレーターに付いているファンに接続しエバポレーターを清掃します。
分解とはいっても比較的に簡単な分解で済むので素人でも十分にすることができます。
・スチームタイプの消臭剤を使う
もし応急処置的に18クラウンのエアコンの匂いを抑えたい場合は、
スチームタイプの消臭剤もおすすめです。
スチームタイプの消臭剤の場合、消臭剤をまき、エアコンの車内循環モードにすることで、
車全体に消臭剤を行き渡らせることができます。
さっと使いたい的には便利な方法です。
・エアコンの排出口に消臭剤をつける
また同じ消臭剤でもエアコンの排出口につけることも可能です。
これはエアコンの排出口の部分に消臭剤をつけることで、
送られる風が少しでも良い香りになるというものですね。
こちらも効果がありますね。
ただ上記のスチームタイプの消臭剤も含めて、消臭剤は一時的な匂いは消すことができても、
根本的に匂いを消すことはできません。
なので、もし匂いが本格的に気になるようでしたら、
やはりエバポレーターの洗浄を行った方が良いでしょう。
18クラウン（ゼロクラウン）のエアコンはなぜ臭い？原因と対策を紹介しますのまとめ
18クラウン（ゼロクラウン）のエアコンは確かに臭いことが多いです。
その原因としては、18クラウン（ゼロクラウン）はエバポレーターに構造上の欠陥があり、
その結果水が溜まってカビが生えやすくなっているからです。
対策としてはエバポレーターの洗浄や消臭剤を使うという方法があります。
ぜひ自分がやりやすい方法で、
18クラウン（ゼロクラウン）を快適に乗るようにしてくださいね。