車の名前はなぜ日本と海外で違うの?

  • 2019-03-25
  • 2020-07-31

車の名前はなぜ日本と海外で違うのか

車の名前は日本と海外で違うことが多いです

その理由を書いてみました

その理由は様々、ケースバイケースです

マーケティング上の理由

理由のひとつがマーケテイング上の理由です

トヨタのハイブリッド車に「プリウス」と「アクア」があります

プリウスは最近まで年間売り上げ台数日本一だった、大ヒット車です

アメリカでも「プリウス」のネームバリューは抜群です

そこで、アメリカでは「アクア」を使わず「プリウス」を使って「プリウスC(cityの意味)」で売り出しました

つまり販売戦略上の理由で「アクア」ではなく「プリウス」にしました

海外ではイメージの悪い言葉だったから

2つ目の理由が、日本名が海外ではイメージが悪い意味だったという理由です

トヨタのスポーツカー「86」ですが

アメリカで「86」つまり「EIGHTY SIX」は、「ぶっ壊す」という意味のスラングだったことから、

日本名とは違う「サイオンFR-S」の名前で売り出されました

商標の問題

商標の権利は国ごとに取得しますので、販売国の他社商標に引っかかる場合があります

フェラーリの本国名称の「599GTB フィオラノ」ですが、「GTB」「フィオラノ」とも日本の商標だったことから、「フェラーリ599」として日本で展開しました

 

ちなみにドイツ車は車名が数字というのが多いです

例えばBMWの320iとか420iとかは数字とアルファベットです

これは3シリーズ、4シリーズという車格がわかりやすいようにという理由もありますが、商標の理由もあります

数字の羅列は商標を取りにくいです。特許庁に出願しても却下されることがあります

その理由は、単なる数字に権利を付与するということは、1企業がその数字を独占してしまうことを意味するからです

特許庁は社会の公平性を鑑みて数字の羅列にはなかなか権利を認めない傾向にあります

逆に、商標が取りにくいということは、他社も商標が取りにくいということですから、他社の権利を侵害することがありません

つまり商標を気にすることなく名前をつけられます

車の名前はなぜ日本と海外で違うの?のまとめ

車の名前はなぜ日本と海外で違う理由は

・マーケティング上の理由

・イメージの悪い言葉

・商標の問題

があります。

そういった視点で海外のクルマを見てみると面白いかも知れません

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