冬の時に履いていたスタッドレスタイヤ。夏になるとサマータイヤに交換しますよね。
そんなスタッドレスタイヤの正しい保管方法を知っていますか?
スタッドレスタイヤはサマータイヤと比べると劣化しやすく、
長く使い続けるには保管方法や場所が重要となってきます。
今回はそんなスタッドレスタイヤの保管場所、
保管方法やマンションや一軒家での保管方法、
保管に便利なグッズを紹介します。
スタッドレスタイヤの保管場所保管方法は?マンションと一軒家ではどうする?
「タイヤは生もの」という言葉は聞いたことがありますか?
タイヤの主成分はゴムです。
このゴムに色々な添加物を加えて強度や柔らかさを調整してタイヤは作られています。
その為、徐々に成分が変質劣化し性能が落ちていくことから「タイヤは生もの」という言葉が生まれたのです。
特に、スタッドレスタイヤはサマータイヤと比べると劣化が早く、
長く使い続けるには使っていない期間の保管方法がとても重要になってきます。
スタッドレスタイヤの保管方法
タイヤの状態のチェック
スタッドレスタイヤを保管する前にタイヤに釘やボルトが刺さっていないか、
ヒビが入っていないかを丁寧にみましょう。
釘やボルトが刺さった状態で保管してしまうと保管している間にパンクしてしまう可能性があります。
もし釘やボルトが刺さっていたら自分で抜かずに対応はプロに任せましょう。
タイヤを洗う
タイヤを保管する前にきちんと洗い、
タイヤに付着した汚れを落としましょう。
走行時に付く汚れには油や不純物を多く含み、
そのまま保管してしまうと劣化につながります。
保管前にきちんと洗う事でタイヤの劣化を防ぐ事ができます。
水分をしっかりとふき取る
タイヤを洗った後は水分をきちんとふき取りましょう。
タイヤに水分が残った状態で保管してしまうとサビの原因となり、
タイヤを劣化させてしまいます。
洗ったタイヤは直射日光の当たらない場所で乾燥させましょう。
タイヤの空気を抜いておく
あまり気にしたことはないかもしれませんが、
タイヤの中に入っている空気に含まれる水分でもタイヤは劣化します。
その為タイヤを保管する際はタイヤのが形状を保てるぐらいまで空気を抜いておきましょう。
タイヤの指定空気圧が220kpaの場合は150kpa程度まで空気を抜くと良いですね。
ビニールまたはカバーをかける
スタッドレスタイヤ、サマータイヤ問わず保管期間は約半年ほどになりますね。
半年もあればホコリやゴミがたくさん付着してしまいます。
ホコリや付着は劣化の元になるため、ビニールやカバーをかけましょう。
そうすることでホコリやゴミの付着を防ぐ事ができます。
スタッドレスタイヤの保管場所
一言で言ってしまうと「風通しの良い冷暗所」が適切です。
家に倉庫や車庫がある場合はそこに保管するのが良いでしょう。
しかし、全ての家に倉庫や車庫があるとは限りません。そういう場合はどこに保管したら良いのか?それでは紹介します。
一軒家とマンション共通のおすすめ保管場所
住まいが一軒家でもマンションでも使う事のできるおすすめの保管場所を紹介します。
レンタル倉庫
倉庫や車庫がない。そんな時に簡単に借りられるレンタル倉庫があります。
タイヤ以外にも収納する事ができるためとても使い勝手がいいです。
しかし、屋外の倉庫になるため夏場の倉庫内の温度は超高温でなってしまいます。
その為、スタッドレスタイヤの保存に適した環境とは言えませんが外に置いたままにするよりは良いでしょう。
トランクルーム
レンタル倉庫のようにタイヤ以外も入れることができますが、
レンタル倉庫と違い中に入っているもの取り出すには立会人が必要です。
ですから自分のタイミングで自由に出し入れする事はできません。
もちろんそれに見合ったメリットもあり、
多くのトランクルームは室内の温度を一定に保ってくれる為タイヤの保管に適しているのです。
費用はレンタル倉庫より少し高いですがタイヤを買うよりは安いでしょう。
量販店のタイヤ保管サービス
カー用品店やタイヤ量販店ではタイヤ保管サービスを行っているところがあります。
タイヤのプロが保管するのでとても安心できますね。
むしろこの方法が究極のタイヤ保管方法とも呼べるかもしれませんね。
金額もそこまで高くなく、月額1000~1500円前後が相場でお手軽ですね。
部屋の中にタイヤを保管する。
部屋の中にタイヤを保管するのも保管方法の一つです。
しかし「外で使うものを部屋の中に入れるのはなぁ」という人もいるので、
部屋の中に入れる場合はきちんと洗ってカバーをかけましょう。
マンションで使える保管場所
上記の他に、多くのマンションで使える保管場所があります。
それはベランダです。
しかし、ベランダでは直射日光が当たってしまいます。
その為カバーをかける事をおすすめします。
非常用のはしごが設置されている場合もあるのでその部分は避けて保管しましょう。
保管する際に便利なグッズ
タイヤを保管する際に便利なグッズを紹介します。
すのこ
タイヤを保管する際にカバーやビニール袋を使わずに保存する際に年利なグッズです。
タイヤをビニール袋等で覆わず地面に置いてしまうと、
タイヤの色が地面に移ってしまい取れなくなってしまいます。。
すのこを使用する際は木製のすのこではなくプラスチック製のすのこの使用をおすすめします。
木製のすのこでは湿気に弱く長期間の使用に適していないからです。
プラスチック製ならば直射日光に当たらなければ天候に左右されません。
真空パック
タイヤを真空パックしてしまうグッズもあります。
カバー内の空気を抜き、真空状態にすることでカバー内の空気中の水分でタイヤの劣化が進むことを防ぐことができます。
タイヤラック
タイヤを横置きで保管する為のグッズです。
ホイール中心の金属部分でタイヤを支えるためタイヤ自体に負荷がかからずタイヤの変形を防ぐことが出来ます。
タイヤの保管場所保管方法について終わりに
様々な方法を紹介しましたが自身にあった保管方法はありましたか?
スタッドレスタイヤの寿命は3年~5年と言われています。
3年で寿命を迎えるか5年持つかは保管方法で大きく変わってきます。
タイヤは高価ですのでぜひ適切な保管方法で保管してください。
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