海毛虫(ウミケムシ)

海毛虫(ウミケムシ)が餌釣りで釣れた!ウミケムシって何 どうすればいい?

  • 2021-07-21
  • 2021-07-22
  • 趣味

釣りって楽しいですよね。

狙った魚を釣り上げたり、外道が釣れるのが釣りの楽しみですが、
その中でも時にはみたことがない魚が釣れることがあります。

そんな魚の中でも特に気になるのが海毛虫(ウミケムシ)です。

ウミケムシを魚と言って良いかわかりませんが、ウミケムシとは一体なんなのでしょうか?

ここではウミケムシについて解説をしていきたいと思います。

海毛虫(ウミケムシ)が餌釣りで釣れた!ウミケムシって何?

海毛虫(ウミケムシ)

ではまず、ウミケムシとは一体なんなのでしょうか?

解説をしていきます。

ウミケムシは環形動物門ウミケムシ科に属する生物のことです。

体調は13cmにも及び、陸上の毛虫よりははるかに大きいですね。

基本的には釣りの餌に使われるゴカイの仲間と思ってもらって大丈夫です。

ウミケムシの側面には体毛がびっしりとあって、それはもう気持ち悪いです。

しかもこの体毛は怒った時には逆立たせることもありますので、警戒が必要です。

ウミケムシの体毛には毒液が入っています。

なので素手で触った場合には刺されてしまう恐れがあり、
その場合は激しい痛みとかゆみに襲われてしまいます。

ウミケムシは暖かい地域に住んでいる生物です。

なので生息分布としては主には西日本になります。

なぜか特に京都での生息が多く叶っています。

ただ近年は地球温暖化の影響により、段々と東日本から北日本にまで生息を増やしています。

ウミケムシは繁殖のスピードも早いため、
もしかしたら今後は日本全国に生息をしていくかもしれません。

夜行性の生物であり、夜になると主に砂地の海底を餌を求めてうろつきます。

主な餌としては小さいゴカイとなります。

ウミケムシでは餌釣りで誤って釣ってしまう場合、主に3種類のウミケムシがいます。

その種類は以下の通りになります。

・ダイオウウミケムシ

ウミケムシの中でも最も大きい種類となります。

鋭い針に、背中にかけての斑点などの特徴があります。

そして大きいものでは30cmを超えるほどの大きさになります。

こんなのが釣れたらパニックですよね…

それに加えてダイオウウミケムシの場合は、陸上に上がっても生息をします。

なんとネズミを食べる場合もあるほどの生物であり、恐ろしいですね…

・ハナオレウミケムシ

ハナオレウミケムシの場合は赤い色の体をしており、釣り餌であるゴカイいよく似ています。

ただゴカイに比べたら体の横にトゲトゲの針が多くあります。

浅瀬に多く生息をしており、釣りの際にも誤って釣ってしまうことが多いです。

・セナジリウミケムシ

こちらはハナオレウミケムシよりも細長い体が特徴です。

赤色の体で、背中にかけて白い線のような模様が入っています。

もちろんセナジリウミケムシも体の横に針を持っており、毒があります。

このように一口にウミケムシと言ってもたくさんの種類があります。

そして釣りをしているうちに出くわすことはあるでしょう。

続いて釣りでウミケムシを釣ってしまった場合の対処法について解説をしていきます。

海毛虫(ウミケムシ)が餌釣りで釣れた!対処方は?

海毛虫(ウミケムシ)

では続いてウミケムシが餌釣りで釣れてしまった場合の対処法について解説をしていきます。

ウミケムシが餌釣りで釣れてしまった場合、とにかく素手では触らないようにすることです。

なのでウミケムシが釣れてしまった場合、触って針を外そうとすることはオススメしません。

ちょっともったいないですが、そのままハリスを切って、
ウミケムシごと海に返すようにしましょう。

下手に触って針を外そうとするよりはこちらの方が安全です。

もしそれでも誤ってウミケムシに刺されてしまった場合は、毒針の対処をする必要があります。

ウミケムシに刺された、毒針は体内に残ってしまいます。

この毒針が残っていると、継続的に毒が注入されていきますので、
すぐに抜くようにしましょう。

その時に使うのがガムテープです。

ウミケムシの毒針が刺さったところにガムテープをつけて、ゆっくり剥がすようにしましょう。

そうすることによって、ウミケムシの毒針を接着して抜くことができます。

無理に素手で触ろうとしたり、刺された箇所を擦るというのは絶対にやめましょう。

そしてウミケムシの毒針を取り除いたら、流水で洗い流すようにしましょう。

ただこちらは応急処置ですので、痛みもかゆみもしばらく続きます。

体内にも毒は残っているので、応急処置が終わったらすぐに病院に行くようにしてください。

このようにウミケムシを釣ってしまった場合や刺された場合には対処が必要です。

用意するものとしてはガムテープぐらいですので、
万が一のためにも準備をしておいた方がいいでしょう。

ウミケムシに気をつけた上で、釣りを楽しんでくださいね。

海毛虫(ウミケムシ)が餌釣りで釣れた!ウミケムシって何 どうすればいい?のまとめ

ウミケムシですが、ゴカイの仲間の生物です。

主に西日本に生息をしていますが、近年は東日本にまで生息を広げています。

ウミケムシは毒針を持っており、刺されると強い痛みと痒みに襲われます。

ウミケムシを餌釣りで釣ってしまった場合や、刺された場合にはそれぞれ対処が必要です。

しっかりとウミケムシ対策をして、釣りを楽しんでくださいね!